フワモコ

ITに勤めていて、自然と古いものとアートが好き いつかこころのふるさとに帰る

親知らず4本を一気に全身麻酔で抜歯した話①

去る寒い冬の某日、私はスウェットにコート、すっぴんにメガネ、大荷物を抱えてその地に降り立った。
歯列矯正の為親知らずを全部抜くことになった私は、「綺麗な歯並びのため…」と謎の使命感に燃えたままソッコーで国立病院を受診、一日入院の予約をし、ついにXデーは訪れた。

多くの人に「なんで全部一気に抜くの?」と不思議に思われた。しかし私自身はこれ以上ないほどの賢い選択、reasonable choiceだったと思っている。
何故か?理由は3つだ
1つ、連続抜歯は2週間ほど期間を開ける必要がある。2本ずつ抜歯したとしても1ヶ月かかり、抜糸もあるので何度も病院に足を運ぶことになる。また飲む抗生剤の量・期間も多くなってしまう。こんな面倒なことはない!仕事も忙しいし、わたしはさっさと終わらせたかった。
2つ目、全身麻酔してみたかった。
「あと数秒で意識がなくなってしまう」という状態はどんなものなのか?まるで死を待つようなものではないか。死ぬ間際を疑似体験できる、って考えるとすごくない?
3つ目。単純に親知らず抜くのが超怖かった。

今まで1回も抜歯したことが無く、虫歯などで痛い経験もしたことがないので4本全部の抜歯の痛みは未知数だ。
しかも私の親知らずは斜め&半分埋まって生えており、明らかに抜くのが難しい部類のものだった。

そんなこんなで、都内の人工孤島こと豊洲の駅に1日分のお泊りセットとはやる気持ちを携えてやってきたのでした。

つづく

日本社会にある「バラエティ的」コミュニケーション

久々の更新。

 

ここ数ヶ月新社会人として生きているが、自信を失くすことの連続だ。

自信喪失する理由には2パターンあって、

一つは同期が優秀すぎて自分の価値を自問自答してしまうから。

もう一つは、日本社会の慣習や日本人の同期とのコミュニケーションに気を使いすぎて

こんな社会で数年やっていけるんだろうか...と不安になるからだ。

 

コミュニケーションに違和感

「日本人だから」という理由で同じ価値観を前提に話が進むことが私にとっては非常に気持ち悪い。

東京は多様な人が集まるしこれでもまだマシなのだろうが、年配の人だけでなく若い世代でも、ドメスティックに生きてきたひとはひどく日本的なコミュニケーションをとる。

 

ここで私が思う日本的コミュニケーションの特徴をあげてみると、

  • メディア、漫画、日本社会の学生ノリなどが、みんなに必ず通じる共通の話題だと思っている。その話題に乗れない人間を見下す。
  • 女性は男性の気を惹くために争うドロドロした生き物で、男性の悪ノリを受け入れサポートする義務があるとでも言わんばかりにおもっている
  • しかも日本人女性はその価値観を受け入れ、彼らの期待通りに行動する
  • どんな理由があっても、会社の飲み会には皆が参加する必要があり、参加しない人は仲良くする気がないと見られる。
  • 日本の「お笑い番組のノリ」で、話を回したり誰かをいじってでも場を盛り上げることが礼儀だと勘違いしている
  • 「振られ」たら「ノ」らなければいけない。それが出来ないと「空気読めない」
  • 英語ができるとかっこいい

 

私は英語や他の言語を通して外国社会・メディアに触れるうち、日本のバラエティ番組がどんどん面白く思えなくなっていった。

教室でふざける小学生の延長線上のようなコメディに笑えなくなってしまった。

誰かの特徴や失敗をいじったり、「オチ」だの「場の空気」だの集団同調圧力を含んだだけの日本のコメディとは対象的に、「オーディエンスに新しい視点で考えさせる」ことや「社会に対する皮肉」みたいな深みのある面白さが外国のバラエティやコメディ番組にあると知ったからだ。

社会に出て出会う人の中には「日本のバラエティ的コミュニケーション」を自分の行動のプリンシパルにしている人が結構居る。(特に若い人)

このコミュニケーションの特徴である集団同調圧力は自分と違う価値観を排除し、

同じ価値観のなかでグルグルと同じような話を回すだけの集団としてグルーピングする。

 

海外に住んでいた時「日本人てすぐグループ化するな〜」と思っていたけど、

こういう上記のような性質によるものなのかなと思ったり。

あと、日本に住んでいる移民が日本社会にうまく融和出来ない一因でもあるんじゃないかな、とも思う。

 

 

大人になってもスクールカースト

それだけでなく、そのような複数のグループの中で一番騒がしくて態度のデカイところが”強い勢力”であるかのような認識が皆の中にあると感じる。

またグループが解けたとき、グループ外の人同士がお互い興味を持って友好的に話しているパターンは少ない。

むしろまるで見えない壁があるかのように打ち解けずに話さない場合がほとんどだ。

 

ちゃんと大人の世代はそんなコミュニケーションはしないと思うが、

20代くらいでは社会人でもまだまだそんな感じのコミュニケーションの人は居る。

特に、複数の人々によって構成される組織の中ではこのようなグルーピング状態は珍しく無い。

 

別にグルーピングや集団行動が悪いわけじゃ無いけど...

こんな状態のコミュニティの中で私は日本社会で生きていくことの面倒くささを日々感じている。

別に、集団行動やグルーピングが悪いとは言わない。

チームワークというのはどんな職場にも必要だし、

仲いい人が集まってグループのようになるのはどこの国でも同じだ。

 

ただ、日本で見かけるそれらは非常に度合いが強いと思う。

チームワーク通り越して執拗な内輪受け・ノリ、これって生産性低いし不必要なのでは?

グルーピングがきつくて多様な他者を排除する環境は、誰にとってもプラスでは無いのでは?

優秀な人でもこの性質を持っていて、しかもこういう日本的カルチャーに

なんの違和感も感じず一員として積極的に興じてるのを見ると、

あーやっぱりここは自分が楽しく生きられる場所じゃないな〜と思う

 

まあ、今は私が去年まで大学生だった集団の中で暮らしているから特に感じるのだろうけど、やっぱり煩わしくて面倒臭くて好きになれなくて辛いなあと思う今日この頃でした。

生意気ですが学生から見たベンチャー経営者についての率直な感想

私は学生時代インターン(ほとんどバイト)として、2社のベンチャー企業でお世話になった。どっちも都内の一室で運営されてる小さな会社だが、それぞれ業種も雰囲気も違って大変面白かった。わたしは別に「意識高い系」ではなかったし経営にも企業にも別段興味はないのだが、この国ではどんな人がどんな風に働いてるのかな、という漠然とした興味があった。あと、将来のキャリアアップの為に情報や経験が欲しかった。

 

1社目はIT、EdTech、10年目、従業員は10〜20?常に変動

2社目はクラウドソーシング系、4年目、主要メンバーは4、5人

 

社長はコミュ力が鬼の風来坊タイプ 1社目はイケてた

1社目の企業は平均年齢26歳ほど、若くて情報感度が高い人達の集まりで、人の出入りも激しかった。社長は40代、ガタイがよくて楽観的、面白いこと新しいこと好きで、常にアンテナを高く張り人との交流も盛んだった。残念ながら現代っ子の私としては、特にジェンダーや働き方に関して(女は男を立てろ、気合いでがむしゃらに働け的な)バブル世代特有の考え方があり、”リベラル気取り”って感じがして好きになれない部分も多かった。(すみませ〜〜ん💦💦)

が、情報収集、意思決定、コミュニケーションのスピードやエネルギーには目を見張るものがある人だった。「時代はこっちにきてる!」と思うと、瞬く間に有識者、メンバー、パートナー企業等の材料を集め、巻き込んで走り出すのだった。

事業をやるセンスっていうのはあーいうことを言うのだろうか?彼の周りには常に面白い人、事、ビジネスチャンスが集まってきてるように見えた。こちらの会社にお世話になったことで、最新IT事情や便利なソフト・ガジェットに数多く触れる事ができて大変ありがたかった。 でも正直、社長の変にリベラル気取る割に本質的考えは古い感じに賛同できなかった私はろくに愛想もなく、「効率よく稼げるバイト」的な勤め方をし、就活の踏み台として使ったような印象を与えてしまったと思う。大変申し訳なかった。あの時はお世話になりました、非常に勉強になりました。こんな何にも出来ない私を置いてくれてありがとうございました。

 

体育会系だけど豆腐メンタルで非ロジカル、2社目は鈍かった

鈍い、その一言だった。平均年齢は30〜40代。

社長は物事を伝えるのが少々下手な人だった。前者の社長が雄弁で豪傑な野武士って感じだったが、こちらは体育会系の部員タイプ。気合いでなんとかします、が口癖の営業畑出身の人だった。社内は社長に対して(仕方ないな〜この人は)的な優しい雰囲気に包まれていた。

社長は謙虚で紳士でいい人なんだけれど人脈がなさそうだった。あととにかく頭の中がとっ散らかっており話が長かった。相手に伝えるべき事をリストアップし、要旨を抑えて話せばそんなに時間はかからないのに、それが出来ないから何に関しても効率が悪かった。結論ファースト、ロジカルに端的に話すことは社会人の基本だと思ってたので、こんなに頭が鈍い感じの人が経営してる事に非常に驚いた。(すみませ〜〜〜ん💦)こんなんなのに、学生向けに”ロジカルシンキングセミナー”を開講したりしてたらしい。とんだ嘘つきなのでは?(すみませ〜〜ん💦)またこの人はコンプライアンス意識も薄かった。

業務自体はそんなに多くなさそうなのだが、1つ1つをうまく消化できておらず、内容を切り分けられないので指示出しも上手く出来ていなかった。結果インターン生たちに振られる指示もはっきりしないものが多かった。リモートワークの鍵は分業にあると私は思うのだが、そこでの仕事はどうしても属人的になっていた。経営に関する重要な情報も社長が一人で抱え込んでいるらしかった。

社長は日々の自分の仕事に忙殺されて最新情報を仕入れてないらしく、時代を見据えられていなかった。結果サービスや商品は、どこか的外れなものに仕上がっていた。

ある日私は社長との面談で業務課題について意見を求められたので結構はっきり言ってみた。情報共有の不備、属人的な業務割り振り、時間効率のわるさ、など。それまでの非効率的な業務にストレスを感じてたし、問題意識はあるのにいつまでも改善=行動しない様子、またインターン生の無意味な時間拘束にも疑問を感じていた。社長はなんと半泣きになりおちこんでしまった。私は目の赤い社長を見ながら「体育会系気取りの割にメンタル弱いなー」と思っていた。早く帰りたいと伝えてあるのに、この日も約束の終了時間はすぎてた。後日、私はメンバーを外された。

 

 

比較と結論

ぶっちゃけどっちもバッドエンドだったが、大変面白い経験が出来てよかった。もちろん学生視点なので、大人の方々が見たら「子供が生意気に何言ってんだ」という感じだろう。しかし若い世代がスピークアップし意見を述べることにも意義があると思うので、1つの意見として勘弁してください。

たった2社、どちらでも教えて頂く立場だったのにこんなに経営者をおちょくる記事を書いて大変申し訳ないのですが、以上の経験を踏まえて私が思ったことをまとめると

 

・情報感度は良い経営の鍵 時代を読んだ方針決定のため

・1人で抱え込まず、下に上手く仕事を振ることが大事

・社長はたくさん本読んでる

・社長は大抵地方出身

・バブル世代と私のようなリベラルなゆとりは相容れない

・バカでも「ロジカルシンキング講座」やってもいいらしい

・全時代の長時間労働・低GDPな働き方を脱さなければ労働力不足の日本の未来は無いのに、それでも体育会系的思考でビジネスやってる人が日本社会の大半なのかも

 

 

おわり